医学用語とか専門用語って難しいですよね。
でも、日常会話ではもっと簡単な言い方でOKだったり、正式名称であってもポイントを押さえれば案外覚えやすいんです。
発音は音声とカタカナを記載しましたので、是非何度か聞いてみてください。
会話の中での使い方や、医療関係の会話をする時に知っておきたいその他の単語についてもご紹介しますね。
各診療科を英語で
まずは一覧を確認
接尾辞の「-logy」は「~学」、「-ist」は「~する人」という意味です。
英語では、「~科にかかる」というよりは「~医に観てもらう」という表現の仕方をしますので、両方覚えられない場合は「~医」の方を覚えておく方が使える場面が多いかもしれません。
小児科 | pediatrics | 小児科医 | pediatrician |
眼科 | ophthalmology | 眼科医 | ophthalmologist / eye doctor |
皮膚科 | dermatology | 皮膚科医 | dermatologist |
耳鼻科 | otorhinolaryngology / ENT | 耳鼻科医 | otorhinolaryngologist / ENT doctor |
循環器内科 | cardioligy / cardiovascular medicine | 循環器内科医 | cardiologist |
呼吸器内科 | pulmonology / respiratory medicine | 呼吸器内科医 | pulmonologist |
消化器内科 | gastroenterology | 消化器内科医 | gastroenterologist |
心療内科 | psychosomatic medicine | 心療内科医 | psychotherapist |
神経内科 | neurology | 神経内科医 | neurologist |
整形外科 | orthopaedic surgery | 整形外科医 | orthopedist |
産婦人科 | ob/gyn(obstetrics and gynecology) | 産婦人科医 | ob/gyn (obstetrician and gynecologist) doctor |
次に、ひとつひとつの発音をご紹介します。
小児科/小児科医
小児科:pediatrics(ピディアトリックス)
小児科医pediatrician(ピディアトリシャン)
「pediatrician」が難しければ、「baby doctor」や「children’s doctor」でも通じます。
眼科/眼科医
眼科:ophthalmology(アフサルモロジィ)
眼科医:ophthalmologist(アフサルモロジスト)
一般的にはeye doctor(アイドクター)と言います。
他にも眼鏡やコンタクトレンズを作る時に視力を測ったりする検眼医optometrist(オプトメトリスト)や、optician(オプティシャン)も覚えておくといいですね。
皮膚科/皮膚科医
皮膚科:dermatology(ダーマトロジィ)
皮膚科医:dermatologist (ダーマトロジスト)
美容皮膚科で毛穴の開きやニキビ跡などを改善する治療「ダーマペン」の「ダーマ」は皮膚という意味だったんですね。
咄嗟に思い出せなければ、「skin doctor」と言っても通じると思いますよ。
耳鼻科/耳鼻科医
耳鼻科:otorhinolaryngology(オートライノラランゴロジィ)
耳鼻科医:otorhinolaryngologist (オートライノラランゴロジスト)
耳鼻科は一般的に「ENT(イーエヌティー)」と言います。
Ear, Nose, and Throat(耳、鼻、のど)の頭文字を取ったものです。
ENTの先生は、「ENT doctor(イーエヌティードクター)」ですね。
循環器内科/循環器内科医
循環器内科:cardioligy(カーディオロジー) / cardiovascular medicine(カーディオヴァスキュラーメディスン)
循環器内科医:cardiologist(カーディオロジスト)
「cardio(カーディオ)」は「心臓の」、「vascular(ヴァスキュラー)」は「脈管、血管の」という意味です。
「cardiologist」は「heart doctor(ハートドクター)」と言っても大丈夫です。
呼吸器内科/呼吸器内科医
呼吸器内科:pulmonology(パルモノロジィ) / respiratory medicine(レスペラトリーメディスン)
呼吸器内科医:pulmonologist(パルモノロジスト)
「respiratory(レスピラトリー)」は「呼吸器の」、「pulmonary(パルモナリー)」は「肺の・肺疾患の」という意味です。
コロナ関連のニュースをみていると、この単語は本当によく出てきました。
呼吸器内科医は「respiratory doctor」と言うこともできます。
消化器内科/消化器内科医
消化器内科:gastroenterology(ギャストロエンテロロジィ)
消化器内科医:gastroenterologist(ギャストロエンテロロジスト)
「gastro(ギャストロ)」は「胃の」、「entero(エンテロ)」は「腸の」という意味です。
胃薬で「ガスター10」というものがありますが、きっと「gastro」が名前の由来なんでしょうね。
心療内科/心療内科医
心療内科:psychosomatic medicine(サイコソマティックメディスン)
心療内科医:psychotherapist(サイコセラピスト)
psycho(サイコ)は「精神の」とか「心理の」、という意味です。
サイコパス、サイコロジーのように「psycho-」から始まる単語って結構ありますよね。
神経内科/神経内科医
神経内科:neurology(ニューロロジィ)
神経内科医:neurologist(ニューロロジスト)
「neuro-(ニューロゥ)」は「神経」という意味で、「neuro-ophthalmology」で「神経眼科」になります。
「neuron(ニューロン)」は「脳の神経細胞」のことですね。
整形外科/整形外科医
整形外科:orthopaedic surgery(オーソピーディックサージェリー)
整形外科医:orthopedist(オーソピーディスト)
orthopedistは、「orthopedic doctor」や「orthopedic surgeon」 とも言いますが、
もっと簡単に「bone doctor」と言っても大丈夫です。
ちなみに「美容整形外科」は「plastic surgery」や「cosmetic surgery」といいます。
産婦人科/産婦人科医
産婦人科:ob/gyn(obstetrics and gynecology)(オブステトリクスエンドガイナコロジー)
産婦人科医:ob/gyn(obstetrician and gynecologist) (オブステトリシャンエンドガイナコロジスト)
「obstetrics(オブステトリクス)」が産科、「gynecology(ガイナコロジー)」が婦人科です。
ob/gym(オービージーワイエヌ)と、そのまま略して言うことが殆どです。
会話の中での使い方
「~科に行く」は「see a doctor」で表現
I will go see an eye doctor today.
私は今日、眼科に行きます。
I’m going to see a dermatologist.
今から皮膚科に行ってくるよ。
「~が専門の医者」は「specialize in ~」
My father is a doctor who specializes in neurology.
私の父は神経学が専門の医者です。
総合病院の中の「~科」は「~department」や「~ward」を使う
I’m working as a nurse at the pediatrics department of a hospital.
私は総合病院の小児科で看護師として働いています。
こんな単語や表現も覚えておこう
内科医 | physician | フィジシャン |
外科医 | surgeon | サージェン |
研修医 | resident | レジデント |
医療従事者 | healthcare workers | ヘルスケア ワーカーズ |
薬剤師 | pharmacist | ファーマシスト |
患者 | patient | ペイシェント |
診断 | diagnosis | ダイアグノーシス |
処方箋 | prescription | プレスクリプション |
医療保険 | medical insurance | メディカル インシュアランス |
診断書 | medical certificate | メディカル サーティフィケイト |
医療補助 | medical subsidy | メディカル サブシディー |
I was diagnosed with covid-19.
コロナウイルスに感染していると診断されました。
Is there a medical subsidy for infants like in Japan?
日本にあるような乳幼児のための医療補助はありますか?
さいごに
診療科や、その医師を表す英語をご紹介しました。
ちなみに私は子どもの頃、医者なら獣医になりたかったです。獣医は英語でVeterinarian(ヴェタラレニアン)、略してvet(ヴェット)といいます。
血が恐いのでまず無理でしたが、可愛い動物たちの命を救ってくれる獣医さんは今でも尊敬しています。
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