【おうち英語0~3歳】これまでの失敗や後悔|やってよかった事まとめ

英語子育て

我が家のツインボーイズは二卵性。顔も違えば性格も全然違います。

「グローバルに活躍できる土台をつくってあげたい」「広い視野と心を持った人間になってほしい」

そんな私の勝手な思いから、0歳の時から英語に触れさせていました。

3歳までの「おうち英語」の失敗や後悔、やって良かった事をまとめてみます。これから「英語子育て」「おうち英語」を始めてみたいと思われている方の参考になればうれしいです。

おうち英語0~3歳-これまでの失敗や後悔、気がついた事

2歳を過ぎても日本語が殆ど話せない

我が家では0歳から英語に触れさせており、家の中でも日本語と英語の両方で話しかけをしていました。「日本語には日本語、英語には英語の脳の回路があり、それらが混線することはない」と聞いたことがあったので、乳児期から両方の言語で話しかけても大丈夫だと思っていたのです。

英語で話しかけるのはママだけ、そのほかの人はみな日本語で話しかけるので、日本語は自然と身につくのだろうと思っていました。

ところが、ツインズのうちの1人は2歳になっても「ママ」も言えず、2歳半で「ちょうだい」も言えません。なぜ1人だけそうなってしまったのか分かりませんが、「おうち英語」失敗?!さすがにまずいな、と思いました。

「オムツ捨ててきて」「電気を消して」などという簡単な指示は、英語でも日本語でも理解していましたが、なぜか発語のみ遅れていたのです。

もうひとりの子は、キラキラ星の歌を英語で歌えるようになっているというのに・・・

医師に相談し、家庭では日本語だけで話しかけるようにしました。絵本の読み聞かせ教室に通わせたりもしましたね。

すると、2歳8ヶ月の頃から急激に日本語が話せるようになりました。3語文、4語文と、いっぱいお喋りするようになって安心したのを覚えています。

その反面、日本語も英語もある程度話せた子の方も、日本語メインで話すようになってしまいました。子どもって覚えるのも早いですが、忘れるのも早いですよね。

乳幼児期に、双子それぞれに全く別の教育をすることは難しいですから、どうしても成長の遅れている方に合わせる形になってしまいます。

私が英語の話しかけを再開したのは3歳を過ぎた頃からです。

2歳でキラキラ星を英語で完璧に歌っていた子は、全く歌えなくなっていました。

おうち英語と個性

一般的に、男の子よりも女の子の方が言語発達の面では早いと言われています。実際、友達の子どもを見ていても、やはり女の子はお喋りが上手だなぁと羨ましく感じることが多かったですね。

でも、男の子は何も学んでいないかというとそうではなくて、インプットはできるけどアウトプットが苦手なだけ、という気がします。男性脳と女性脳の違いですね。

それから生まれ持った気質というか、性格も言語の発達と関係があり、「おうち英語」をするにあたって取り組み方に影響すると思っています。

うちのツインボーイズに関して言うと、言語が得意な方は、運動が苦手。言語が苦手な方は、運動が得意。よくもまぁ、こんなにハッキリと分れたもんだと思います。面白いですよね。

運動の方が好きな子は家で英語の本を読み聞かせしても、あまり集中して聞いてくれません。ですが、大好きなキャラクターや、恐竜、乗り物が出てくる本にすると前のめりで聞いてくれます。

絵本の読み方も、普通に読んでいてはすぐに飽きられてしまうので、声の強弱、身振り手振り、アドリブ、ページのめくり方まで工夫をしています。

子どもが生まれて間もない頃は、「よし、ふたりとも国産バイリンガルに育てるぞ!」「2歳からはインターナショナルスクールに入れよう!」と意気込んでいた私ですが、親のエゴをぶつけるのはもうやめました。

今は、「英語が好き」「英語が話せると楽しい」と思ってもらえるように、ゆる~く「おうち英語」をしています。

子どもはみんな十人十色。その子の性格や成長速度に合った「おうち英語」を実践するべきだと気がつきました。

「英語=めんどくさい」の壁

幼稚園に入って日本語が上達すると、家に帰ってからママが英語で話しかけても日本語で返ってくることが多くなりました。

お互い日本語が話せるのに、なぜわざわざ英語で話さなくてはならないのか。子ども達の中で「英語=めんどくさい」という意識が芽生えてきたのです。

そのうち私も「まぁ、いっか。」となり、子どもに合わせて日本語で話すことも多くなりました。自分ひとりだけ一生懸命なのが馬鹿らしくなってしまったんですよね。

でもある時、子どもが空を見上げ飛行機を指さし「Blippiに会いにアメリカに行きたい!」と言ったので、「アメリカに行ったらみんな英語でおしゃべりするんだよ。誰も日本語わからないよ。」と言いました。

すると子どもはこう言ってきたのです。「ママ、ぼく、英語しゃべりたい!」

話したい理由がある、話す必要がある、というのは、英語だけではなく全ての言語を学ぶ上でとても大切なことだと改めて思いました。

失敗は無駄にならない

実は私も幼稚園の頃、英語教室に通っていました。

わざわざバスに乗って、わざわざ高いお金を払ってネイティブの先生から毎週英語を教わって、習得できた英語は何だと思いますか?

APPLE(リンゴ)と、STONE(石)、この2つです!

完全に失敗。さぞかし両親をがっかりさせてしまったことでしょうね(笑)

出席するとリンゴのシールが貼ってもらえるのと、仲良くなった友達と一緒にバスに乗ることが楽しく、そのために通っていたようなものです。

この頃は何のために英語を習っているのかも分からなかったですし、上達したいというモチベーションもなかったです。

「英語が話せるようになりたい」という気持ちを持たずに英語を習ったところで、得られるものなんて高が知れています。

でも、この経験がきっかけで海外に興味を持つようになり、後の人生に少なからず影響があったことは間違いないと思っています。

すぐに期待するような成果が出なくても、思わぬところで「やっててよかった」と思う場面に出くわすかもしれません。焦らずゆっくり、継続していきましょう。

やってよかった事

英語絵本の読み聞かせ

英語の本も日本語の本も、毎晩読み聞かせをしました。

同じ本を何度も繰り返し読むのが理想ですが、ハマってくれる1冊に出会うのは容易ではありません。

英語の絵本は図書館でたくさん借りてきて、気に入ったものがあれば再度借りるか、同じものを買ったりしています。同じ絵本を何度も何度も繰り返し読むことで、短い文であれば自然と覚えてしまいますよ。

YouTubeで絵本の読み聞かせ動画(Read Aloud)をUPしているチャンネルも多数あり、有名な絵本であれば音声が聞けることも多いです。

英語での読み聞かせに自信がなくても、動画で予習をすることができますよ。

https://youtu.be/WST-B8zQleM

Youtube動画の活用

YouTube動画のおかげで、昔は有料級のコンテンツだったものが、今は無償でいつでも手軽に視聴できます。本当に有り難いですよね。

0歳の頃は童謡(Nursery Rhyme)が中心でしたが、1歳からはBlippiを中心に、色々な動画にお世話になりました。英語だけではなく、英語圏の文化、多様性についても学ぶことができたと思います。

我が家がよく観ていたYouTube動画をご紹介します。

0歳・Little Baby Bum
・Cocomelon
・Dave and Ava
1歳~2歳・Blippi
・Bounce Patrol
・Brain Candy TV
・Bananas In Pyjamas
3歳~・app Mink
・PAW Patrol

3歳を過ぎると、次第にストーリー性のある動画も理解できるようになるためYouTube動画よりもNetflixやAmazon Primeなどで映画やアニメを楽しむことが多くなりました。

それでもBlippiだけは、興味を持たせる工夫をしてきたせいか今でもたまに観ます。数あるYouTube動画の中でもダントツでお勧めです。未就学児を対象に動画が作られているため、6歳くらいまで楽しめると思いますよ。

ただ視聴するだけじゃない、Blippiの効果的な活用法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。

英語での声かけ

私はネイティブでも帰国子女でもありません。なので、英語圏のお母さん達が子どもに向けて話す自然な表現、自然な英語は主に海外のYouTubeを観て学びました。

子ども向けの表現とか言い回しって、ビジネス英語では学べませんよね。映画やドラマともまた違う「生きた英語」を学べるのもYouTubeの良いところではないでしょうか。

また、英語圏でホームステイをしていた時に、ホストマザーが子どもに言っていた台詞なんかもよく使ったりしていますね。今思うと、もっとよく聞いておけばよかった・・・

英語での声かけは、基本的に家の中だけ。家に入ったらなるべく英語で話すように心がけています。

日本語は絶対NGというワケではありませんが、「お菓子ちょうだい」「○○のテレビ観せて」というような「お願い系」は必ず英語で言うようにしてもらっています。子ども達も自分の要求を通したいので、一生懸命英語で頼んできますよ。

あと、叱るときも必ず英語です。

日本語だと、頭にくるとつい感情的に怒鳴ってしまいがちなのですが、英語で叱るときは頭を使っているせいか少し落ち着いていられるんです。ぜひ試してみてください。

これからの取り組みと目標

家庭以外に英語をアウトプットする場を

両親のうち一方が英語のネイティブスピーカーだったとしても、日本の幼稚園や保育園に通い、日本で生活している以上、子どもをバイリンガルにするのは簡単ではないそうです。

私のようなネイティブでも帰国子女でもない親にとっては奇跡に近いのかもしれません。(まれに聞き流しの英語だけで英語がペラペラになった・・・という才能のあるお子さんもいらっしゃるみたいですけどね。)

インターナショナルスクールに入れることも考えたのですが、前述した通り、うちの子の性格を考えると日本の幼稚園の方が楽しめる気がするので今後もゆる~い「おうち英語」でいいと思っています。

ただ、来年からはモチベーション維持のためにアウトプットする場は作ってあげたいなぁと。

インターナショナルのアフタースクール(幼稚園が終わってから週に3回ぐらい)に通ってほしいですが、同意を得られなければ週1でもよいのでネイティブの先生による英会話のレッスンを受けさせてあげたいと考えています。

アルファベットの読み書きができるように

日本語の「あいうえお」と並行してアルファベットも教えていこうと思っています。

アメリカのホームスクーリングで使われるようなテキストを使って楽しく学習していきたいなぁ・・・(実はテキストは既に購入済みなのですが、まだちょっと早いかも。)

お風呂場やトイレなどにポスターを貼ってあるので文字の形はだいぶ頭の中に入っているのですが、それを書くことはまだ難しいようです。

また進捗があればブログで紹介していきますね。

まとめ

いかがでしたか?

0~3歳までの我が家の「おうち英語」を振り返り、反省点や気がついた点、やってよかった事などをまとめてみました。

私の姪は幼児期の2年を海外で過ごし、ある程度英語が話せるようになりましたが、日本に来て半年も経たないうちにすべて忘れてしまったそうです。

「継続は力なり」

毎日少しずつでも「おうち英語」を続けることで英語に興味をもち、第2言語を話す楽しさや自信に繋がることを願っています。

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ayuciel

ayuciel

ワーホリ経験(オーストラリア・カナダ)のある元留学カウンセラーで、子ども英会話教室の現役講師。海外の文化、英語学習、日本にいながらバイリンガルを育成するための「おうち英語」など、様々なトピックスを発信中。双子男児を育てる傍ら「Wiser Than Yesterday(昨日より賢く)」をモットーに、大人になっても学び続ける姿勢を大切にしています。

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