英語で身長どう表す?表記の仕方は?メートルではなくフィートを使う国

英語学習

5’7″って何のことかわかりますか? 

英語で身長を表したものですが、日常会話で身長を聞かれて、5 feet 7 inches と答えるネイティブは少数派です。

また、フィート、インチ、ポンド、ガロン、マイルなど、ヤード・ポンド法(Imperial system)といわれる単位を使う国は、先進国ではアメリカだけとも言われていますが、実際はそうでもないようです。

詳しくご紹介します。

英語で自分の身長を言ってみよう

まず最初に、英語で身長を表す際に使われる単位は2種類あります。

メートル法(Metric system)・・・日本やその他多くの国で使われ、メートル、センチで表す。

ヤード・ポンド法(Imperial system )・・・主にアメリカで使われ、フィートとインチで表す。

メートル法(Metric system)

まずは私たち日本人に馴染みのある、メートル法(Metric)から見ていきましょう。

How tall are you? と聞かれて

例えば身長160センチなら、メートル法(Metric)では

I’m 160cm tall.

のように答えます。

160cmは、One hundred sixty centimeters と発音します。表記ではcmとなっていますが、発音するときにはcentimeters 、と複数形のsを付けることがポイントです。(センチメータース)

1 meter and 60 centimeters. のように言っても大丈夫です。

ヤード・ポンド法(Imperial system )

How tall are you? と聞かれて

例えば身長160センチなら、ヤード・ポンド法(Imperial)では

I’m 5 foot 3.

または

5’3″ (five-three)

というように答える人が多いでしょう。

ayuciel
ayuciel

Five feet three inches が正しい使い方なのですが、ネイティブの日常会話において、inches は省略されることが多いです。

尚、インチがつかない場合(5’0”)は、「5 feet (フィート)」と複数形になりますが、インチがつく場合(5’3″)は、「5 foot(フット)3」と単数形になるのが一般的です。

・I’m five-foot-three. (私の身長は5フィート3インチです)

・I’m five feet (tall). (私の身長は5フィートです)

※ハイフンは無くてもよいですが、人以外のものの高さを表す形容詞として使う場合は必ずハイフンが必要です。そして単数形のfootを使用します。

・I saw a giant 20-foot Christmas tree at Winsor Castle.(ウィンザー城で20フィートもの巨大クリスマスツリーを見た)

Imperial⇔Metric変換表

1 foot = 30.48cm      1 inch = 2.54cm

フィート&インチ(Imperial)センチメートル(Metric)
5’0″152.40
5’1″154.94
5’2″157.48
5’3″160.02
5’4″162.56
5’5″165.10
5’6″167.74
5’7″170.18
5’8″172.72
5’9″175.26
5’10”177.80
5’11”180.34
6’0″182.88
6’1″185.45
ayuciel
ayuciel

公的な書類に記入する場合を除いて、日常会話では「だいたい」の身長で大丈夫です。
とはいえ、例えば身長が174センチの場合は5’8″と言うべきか 5’9″というべきか迷いますよね。
そんな時は、I’m just under 5 foot 9. という言い方ができますよ。

ヤード・ポンド法(Imperial system)はアメリカだけ?

身長だけじゃない、ヤード・ポンド法による単位

ヤード・ポンド法(Imperial system)は、もともと1824年にイギリスの度量衡法によって初めて定められたものです。身長を表すフィートやインチの他にも、下記のようなものがあります。

長さ1 inch = 2.54cm
1 foot = 30.48cm
1 mile = 1.609km
領域1 sq.foot = 0.0929 sq.m
1 rood = 1,011.7sq.m
1 acre = 0.4047hectare
1 fluid ounce = 28.4㎖
1 pint = 0.568ℓ
1 gallon = 4.546ℓ
重さ1 ounce = 28.349 gm
1 pound = 0.453 kg
1 stone = 6.350 kg

アメリカ以外で ヤード・ポンド法(Imperial system)を使う国

ヤード・ポンド法(Imperial system) を採用している国は、公にはアメリカ、リベリア、ミャンマーだけだと言われていますが、実際はもっと使われています。

例えばカナダは、メートル法(Metric)を採用しているものの、身長を聞かれてMetricで答える人は殆どいません。(ケベック州など一部の地域を除く)

スーパーでは、ポンド(lb)の表記を見かけますし、キロ(kg)と併記されているところもあります。料理に使う計量カップや、自動車の計器なども、どちらでも分かるようになっているものがあるようです。

このように表向きはMetricだけど、実際にはまだ馴染みが薄かったり、両方使われていたりすることがあります。

東アフリカのケニアなんかだと、身長はImperialで、体重はMetric使う人もいるのだとか。

イギリスでは最近、Imperialに戻す動きもあるようですね。

ボリス・ジョンソン首相は、EU離脱後、国内の店舗で表示される重量単位を、従来の単位(Imperial)に戻すと発表した。

ayuciel
ayuciel

日本人からすればMetricが世界共通になれば楽だと思うのですが・・・色々な事情があるようです。

まとめ

いかがでしたか?

英語での身長の表し方(Imperial、Metric)をお伝えしました。

How tall are you? と聞かれたときのために、自分の身長をどちらの単位でも答えられるようにしておくといいかもしれませんね。

間違っても女性にHow much do you weigh?(体重は?)とは聞かないようにしましょう(笑)

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ayuciel

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ワーホリ経験(オーストラリア・カナダ)のある元留学カウンセラーで、子ども英会話教室の現役講師。海外の文化、英語学習、日本にいながらバイリンガルを育成するための「おうち英語」など、様々なトピックスを発信中。双子男児を育てる傍ら「Wiser Than Yesterday(昨日より賢く)」をモットーに、大人になっても学び続ける姿勢を大切にしています。

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