【海外でのNG行動】留学先で絶対やめた方がいい8つの日本の習慣

留学・ワーホリ

留学先でのマナーや文化については留学前から知っておく方が無難です。

日本で当たり前となっている習慣が、海外では失礼にあたったり、人の気分を害してしまうことがあるので注意したいですね。

ayuciel
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この記事でいう「海外」というのは、主にアメリカを中心とした英語圏の国々の事(カナダ、ニュージーランド、オーストラリアなど)だと思ってくださいね。
私の体験をベースにお伝えしますので、一部の国や地域によっては該当しないこともあるかもしれません。

日本人がやってしまいがちな海外でのNG行動

「ありがとう」の場面で「すみません」

日本では、人に何かしてもらった時に「私なんぞにそんなことして下さるなんて」「恐縮です」という謙遜の思いから「すみません」ということがあります。

ところが、その「すみません」を英語に直訳して「Sorry」と言ってしまうと、とっても違和感があります。

Sorryという言葉は、謝罪や非を認めたり残念な気持ちを表します。

例えばドアを開けてもらったり、席を譲ってもらったりした時など、誰かから何かをしてもらったときは「Sorry」ではなく「Thank you」と言うようにしましょう。

満員電車に人を押して乗り込む

日本で朝や夕方のラッシュアワーに通勤や通学をしたことは分かると思いますが、日本では満員電車でも自分の体を押し込んで「ちょっと失礼しますね~!」みたいな感じで乗り込むのが見慣れた光景になっています。

何なら駅員さんが押し込んでくれることもありますよね(笑)

ところが、これを海外でやるのはめちゃくちゃNGです! 

私もカナダの語学学校に通っていたとき、つい、いつもの習慣でこれをやってしまい「Excuse me?!」と、ドア脇に立っていたご婦人に睨まれた苦い経験があります。

ドア脇にしっかりとしがみついている人が、中の方に移動してくれれば乗れるのに・・・という状態であっても、人に触れずには乗れない状態であれば潔く次の電車を待ちましょう。

時間に余裕を持って出かけることが大事ですね!

お店に入るときに無言

日本では店員さんが「いらっしゃいませ」ということはあっても、お客さんは特に何も言い返さないか、軽く会釈をする程度です。

ところが海外で無言でお店に入るということは、無言で人の家に上がるようなもの。

「Hi」「Hello」、何でも良いので笑顔で声をかけましょう。

お店だけに限らず、バスに乗るとき、道で人とすれ違ったとき、エレベーターに乗り合わせた時なども挨拶はした方がいいですよ。

店員を「すみませ~ん(Excuse me.)」と大声で呼ぶ

日本のカジュアルなレストランや居酒屋などでは、店員さんに注文を取りに来て欲しいときや、何かを頼みたい時に「すみませ~ん」と声を掛けることがありますよね。

海外では、テーブルごとに担当者が決まっていることが多いうえ、店員さんを大声で呼ぶようなことはしません。(お隣の韓国では「チョギヨ~(すみません)」、と日本と同じように呼びますけどね)

実際、中々注文を取りに来てくれなかったりして困ることもあるのですが、がんばって視線を送り続けてアイコンタクトを取るようにしましょう。

チップの習慣がある国では、よっぽどひどいサービスでない限り必ずチップも払うようにしましょうね。

トイレを借りるためだけに店を利用する

海外の飲食店(特に都市部)でトイレを借りる場合、店員に頼んでトイレの鍵やコイン(トークン)をもらってトイレの鍵を開ける必要があったりします。

これは犯罪防止のためなのですが、治安の良い日本ではそういった所は殆どないですよね。中には有料のトイレもあるので小銭は常に持ち合わせていたいもの。

「お店で何かを買ったり飲食はしないけれどトイレだけ借りる」ということは日本でも非常識だと思いますが、海外ではもっと非常識になります。

実際、ホームレスの人がお店のトイレで体を洗ったり、トイレの備品を持って行ってしまったり、違法薬物の取引場所として使われることもあるようなので、同じような疑いを持たれるのも嫌ですよね。

ayuciel
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その他のトイレのマナーで言えば、トイレのドアをノックするのもNGですよ。
海外のトイレは大抵、下の方に隙間が空いているのでトイレが使用中かどうかはすぐに分かります。時々恥ずかしいくらい大きく空いている所がありますけどね(笑)

鼻水をすする、くしゃみの時に手で口を覆う

日本では、「公共の場で鼻水をすするのは下品」という意識があるのか、人前でティッシュを取り出して鼻をかむ人は多くないですよね。

ところが海外では、鼻をかまずにすすっている方が下品をいう意識があります。ズルズル~ズビビビ~と鼻をすする音に不快感を感じる人が多いです。

逆に、人前で鼻をかむことに不快感を感じる人は少ないので、鼻水が出る時は遠慮せずにティッシュで鼻をかみましょう。トイレで鼻をかむことができれば、よりスマートです。

ayuciel
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知り合いのフランス人男性は、ティッシュではなくハンカチで鼻をかんでいました。アメリカ人はそもそもハンカチを持たない人が殆どなのでやらないですが、イギリスやオーストラリアなどではハンカチで鼻をかむ人もいるようです。国によって違うので面白いですね。

同様に、くしゃみや咳をする際のマナーも日本とは違います。

手で口を覆ってくしゃみや咳をすると、その手でドアノブに触れたり握手をする際にバイキンが付着しますから不衛生だと言われています。(それは本当に、おっしゃる通り。)

くしゃみや咳をする際は、腕を曲げて肘の内側を口に当てます。これは子どもの頃から教わるそうですよ。

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くしゃみをした人には、Bless you! (神のご加護がありますように!)と声をかけてあげましょう。

スパゲッティをうどんや蕎麦のようにすする

うどんや蕎麦であれば、日本の食べ物であり食文化なで「ズルズル~!」とすすっても個人的にはいいと思います。

ただ、スパゲッティも同じようにやってしまうのはNGです。とっても下品で、教育がされていない人という印象を与えてしまいます。

スプーンとフォーク、両方を使ってスパゲッティを食べる人がいますが、それも海外では見かけたことがありません。

レストランなどで、周りの人を不快にさせない為にも食事のマナーは押さえておきましょう。

ズボンのポケットに財布を入れる

日本ではズボンの後ろポケットに財布を入れる男性や、財布だけを手に抱えてコンビニに行く女性を見かけることがあります。

海外ではスリの対象になりやすいので注意が必要です。

また、小さな斜めがけポーチも「ここに貴重品が入ってます」とアピールしているようなもの。

どうしても持つならば、いつも以上に警戒する必要があります。

買い物中、人と会話をしてる最中などは、意識がそちらに向いてしまいがちですので、気をつけてくださいね。

私が留学カウンセラーをしていた時も、「財布をすられたけどどうしたいい?」「パスポートまで取られちゃった」と、海外からSOSを求めて電話してくる留学生がたくさんいました。

バスや電車で自分の隣に鞄を置いてスヤスヤ眠ってしまうのも、スリに狙われやすいので危険ですよ。

堂々と胸をはりたい日本の習慣

海外ではNGな日本の習慣をご紹介しましたが、海外にも広めたい日本の良い習慣についても触れてみたいと思います。

礼儀正しい

日本では周りの人に配慮をし、バスや電車内で大声で話したり携帯電話で通話をするのを控える習慣がありますよね。

また、順番をきちんと守り、時間にも正確な人が多いです。ポイ捨ても殆どしないですよね。

そういった日本人の礼儀正しさは世界に誇れるものだと思うので、たとえ海外での生活が長くなったとしても失ってほしくないなぁと思います。

まじめで正直

私がワーキングホリデービザでオーストラリアに入国した時のこと。

オーストラリアは海外からの食品の持ち込み物が特に厳しい国で、「カレーのルーのパッケージに肉の写真が写っているという理由だけで没収されてしまった」という話も聞いたことがあったほどです。

私は手荷物の中に食べかけのチョコレートが入っていたので、Declair(申告)のレーンへ並ぶことに。

検査官にパスポートを提示し、チョコレートを見せるためにバッグのファスナーを開けようとすると、「日本人?なら大丈夫だよ、よい旅を!」と、笑顔で送り出されました。

たまたまその検査官が優しい人だったのかもしれませんが、日本のパスポートの威力はすごいと感じました。

さすがに今はもっと厳しいと思いますが、いつまでも信頼される日本であってほしいと願っています。

細かな気遣いができる

例えばですが、日本人はプレゼントをもらったとき丁寧に包装紙を剥がしますよね。

海外ではまず、ありがとー! ビリビリビリー!です。

みんなそれに慣れているので何とも思わないと思うのですが、送り手に感謝の気持ちを込めて丁寧に開けようという発想はとても素敵だと思いませんか?

また、テープを剥がしやすいようにテープの終わりの方を折り返して指でつまめる部分を作ったり、「この匂いが嫌いな人がいるかも」と香水は控えめにしたり・・・

もちろん気遣いも度が過ぎれば相手にストレスを感じさせてしまうと思いますが、こういった誰も不快にさせないさりげない気遣いはとってもいいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

海外でのNG行動、留学先ではやめた方がいい日本の習慣を8つ、ご紹介しました。

習慣って身についているので、すぐに改めることは難しいこともあるかもしれませんが、出来ることからはじめていきましょう。

ただ、海外に行って何もかも現地に染まってしまってはつまらないです。

日本人としての良い部分は失わず、海外の良い部分だけを取り入れることができたら最高ですね。

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ワーホリ経験(オーストラリア・カナダ)のある元留学カウンセラーで、子ども英会話教室の現役講師。海外の文化、英語学習、日本にいながらバイリンガルを育成するための「おうち英語」など、様々なトピックスを発信中。双子男児を育てる傍ら「Wiser Than Yesterday(昨日より賢く)」をモットーに、大人になっても学び続ける姿勢を大切にしています。

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