おうち英語も4歳後半になると、成功しているのか失敗しているのか大体わかるようになります。
わが家のツインボーイズはというと・・・「ひとりやや失敗、ひとりやや成功」という感じでしょうか。正直に言うとがっかりしています。
同じように育てているのに成果が同じではないのは、元々のポテンシャルや性格によるものかもしれません。
でも、それを言ってしまったらおしまい。
最近の反省点や良かったこと、思うようにいかなくても諦めない理由についてお伝えします。
おうち英語4歳 失敗の原因
親のモチベーションが低下していた!
冒頭でお伝えした通り、4歳ぐらいになると何となく分かってきちゃうんですよね・・・「この子は伸びそう」とか「無理そうだな」とか。
そして「無理かも」って思った時に、私のモチベーションがズダダダーーーと下がったことがあったんです。
親がこんな調子だと、子どもにもいい影響は出るわけない! 分かってる、分かってるのですが・・・
まずは私のモチベが低下した原因についてご紹介します。
注意力散漫すぎるツインボーイズ
好きなテレビを見ているときや、好きなオモチャで遊んでるときは集中しているので、集中力がないワケではないと思うのです。
ただ、ちょっとでも興味が持てないこと(でもやらなくてはいけないこと)になるとすぐ脱線してしまいます。
例えば40分の英語レッスンがあったとすると、歌やダンスなど自分が好きなことをしているときは積極的に参加をするのですが、文字を書いたり興味のない内容だと、先生の声さえ耳に入っていません。
そのことで講師から苦言を呈されたこともあります。(そう言われましても・・・)
「英語はおろか、勉強そのものが向いてないタイプなのかも」
と、思ったとたん、モチベが下がって諦めモードになっていました。
ひとりが日本語で喋るとつられて日本語に
これは双子ゆえの悩みかもしれませんが、ふたり仲良く一緒に遊んでくれるのは大助かりである反面、せっかくひとりが英語で喋っていても、英語が得意でないもうひとりが日本語で喋り出すとつられてしまうんです。
「このままでは日本語だけでの会話が定着してしまうかも」
せっかくの努力が水の泡となる予感がし、モチベは更に下がりました。
子どもの英語教育に理解のない周囲の人たち
英語教室に子どもを通わせていることや、おうち英語に取り組んでいることを周囲に話すと、必ず何人かは「ちょっと早すぎない?」「どうせすぐ忘れちゃうよ」「英語よりまずは日本語でしょう」と言ってくる人がいます。
成果が出ていれば、こういった周りの意見も「一個人の意見」として受け止める程度だったかもしれませんが、自分が思うほど成果が出ていないと思ったときに、「小学生になってからでもいいかな」とか「大人になってから留学させればいいかな」などと弱気になることがありました。
英語で話す努力を怠っていた
「子どもだし、どうせ分からないから」と、話しかける英語はいつも簡単なものばかり。
ちょっと難しいなと思うと、日本語に切り替えて話していました。
私自身が英語で話す努力を怠っていたと思います。
片親が英語のネイティブスピーカーであっても、子どもを日本の学校に通わせ、日本で生活をする環境ではバイリンガルにするのは難しいと言われているというのに・・・
家の中ではなるべく英語だけで話せるよう、自分自身の英語力も、もっともっと上げていかなければと思いました。
やってよかったこと
地球儀を買ったこと
地球儀を買って、色々な国の話をすることで世界に興味をもってくれるようになりました。
「ここの大きいロシアっていう国と、隣の小さいウクライナって国が戦争をしているんだ」
「このグミはベルギーっていう国で作られたんだって、どこにあるかわかる?」
「ママはオーストラリアっていう国に住んでいたことがあるんだ、ここだよ」
「ごはん残すの?ここのソマリアっていう国ではね、食べたくても食べられない子が大勢いるんだよ」
地球儀を見ながら、世界の出来事、歴史、食べ物、文化などを話すうちに、子ども達は自分たちの住んでいる日本から興味の幅を広げるようになりました。
そして、
「世界には色んな言葉があるんだよ、でも世界中の人が一緒にお喋りするために英語が必要なんだ」
「日本語はね、ここの日本っていう国でしか使われてないんだ。だからここから出たら、誰もあなたの言葉を分かってくれないよ」
などと言って、英語を学ぶ理由について教えました。
地球儀は国ごとに色が別れている「行政タイプ」をお勧めします。国の大きさの比較ができるほか、地名の確認がしやすいです。(気候的な特徴から地形の変化を色分けしている「地勢タイプ」もありますが、小さな子どもには不向きだと思います)
大きさは25~30センチの標準サイズが見やすくていいと思います。
わが家は色々比較検討し、30センチでアメリカの州の分類までされているコレを選んだのですが、シンプルで見やすく大正解でした↓
時間を決めてNBCニュースを見るようにしたこと
子どもたちが大好きなYouTube。小さい頃は私にチャンネルの選択権がありましたが、リモコンでの操作を覚えてからは自分たちの好きなものを勝手に観るようになりました。
中にはバカバカしいものや、観て欲しくないものもありますが、かといって英語の番組を強制的に視聴させるのもどうかと思いますよね。
そこでわが家ではルールを決めました。
✔ テレビを観るときは許可をとる(もちろん英語で)
✔ ママが食事の準備中と片付け中は何を観てもよい
✔ それ以外はBlippiかNBCニュースの2択
以前はBlippiを選択していた子ども達ですが、最近はNBCニュースを選択することが増えました。
全て英語なので殆ど理解できていないと思うのですが、ハリケーンや山火事の映像に驚いたり、戦争やデモの様子、様々な人種のニュースキャスターやレポーターがいて流暢な英語を話すことなど、子どもながらに得るものがあるのではないかと感じています。
私も家事をしていないときに一緒に観るため、簡単な英語で状況を説明したり、子ども達が地球儀を持って来て「このハリケーンが起こってるのはどこらへん?」などと聞いてくるので答えたりしています。
英語を教えることは子どもに世界を教えること
ご紹介した通り、おうち英語に取り組んでいると、モチベーションが下がったり「失敗かも?」と感じることがあります。英語なんてさっさと諦めて水泳でも習わせようかと思ったことも。
ただ、英語が出来るだけでどれだけ便利か、世界が広がるか、入ってくる情報量に差があるのか、ということを身をもって学んだ私だから分かるんです。英語ってほんっと大切!!
メディアリテラシーという言葉を聞いたことがありますか?
SNSで良くも悪くも自由に発言できるようになった今、その情報が正しいかそうでないかを判断する能力が必要です。
アメリカやカナダを始めとした諸外国では学校の授業の中で教えてもらえますが、日本はそこまで普及していないと聞きます。
最近SNSを見ていて、こう感じることが多くなりました。
「ひとりの人の意見を鵜呑みにしたり、話の一部分だけを聞いて全体を分かった気になっている人の、なんと多いことか!」
物事を正しく判断するためには、自分で複数箇所からリサーチを重ねることが大切です。
残念ながら日本語だけではなく英語でもリサーチすることができないと情報の範囲は狭まり、真偽を確かめる手段が減り、誤った判断に至りかねません。
「英語を教えるということは、子どもに世界を教えること」
そこはどれだけモチベが下がっても、信念として持ち続けるべきだと思い直しました。
私も育児と勉強の両立が難しいですが、今でもオンライン英会話を利用して英語学習を続けています。よろしければこちらの記事もご覧下さい。
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